MT-170モデル ご購入者インタビュー
須藤 昌子 様
本年ピアノの先生向けに取り扱いを開始したばかりの、スタインウェイMT-170モデルを先日購入された須藤昌子先生に、購入までの経緯や実際にお使いになった感想を伺いました。
写真:須藤昌子先生(中央:横浜市在住)
従姉妹の河合美奈子先生と共に
MT-170の購入を検討するきっかけを教えて頂けますか?
10数年前、ドイツ在住の妹とドイツの楽器店で昨日入ったばかりの新品、完璧な(店のドイツ人が自慢していた)スタインウェイのアップライトピアノを弾いて、マイルドな音、タッチ、響き、しゃべるピアノというもの実感し、スタインウェイを買うならハンブルグ製の新品と決めていました。今でもはっきり覚えている程の名器でした。
この度、日本で「スタインウェイ&サンズ東京」が開業した事を知り、ドイツで直接買って個人輸入をするしかなかったのが、手が届く様になったことを知り、試弾のチャンスに飛びついたわけです。
ショールームで実際に試弾してみていかがでしたか?
よく大きくなければ意味がない等と言われていますが、実際に弾いてみると、1台1台本当に音も違えば響き方も違う。大きさではなく楽器の持つ力をよく吟味することが大切だと集中し、2台用意されたMT-170のうちの1台が一番気に入り、その場で決めました。
低音部は底鳴りし、中音部はよく語り、高音部はビビットに鳴るスタインウェイらしさあふれる弾きやすい楽器です。他の大きなサイズのピアノも弾いてみましたが、違いました。
納品されてピアノの響き、タッチなどの印象はいかがですか?
最高のピアノに出会えたと確信して。さて、スタインウェイが我が家の天井高270cm、広さ8畳のレッスン室に納まってみると、、、それはもう想像を遥かに超えた素晴らしさです。ストッパーで鍵盤が動かないように固定され運ばれて来たので状態は完璧。調律の必要などもあまり無く、外見も完璧、中身も完璧。ドイツ魂のこもった職人技が随所にちりばめられた愛のある楽器です。毎日弾くのが楽しくて、面白くて、今自分のプログラムを全部洗い直しているところです。スタインウェイで毎日さらってみて、まず頭に浮かんだ率直な感想は、「今までは一体何だったのか?」でした。このピアノは「貴女のやりたい事はすべてわかっている。どうぞ好きな様に思う存分表現して下さい。全部受け止めて、実現させますから!!」と言ってくれます。完璧という言葉には固いイメージがありましたが、完璧なものは実は「柔らかい」という事がわかりました。
生徒さんの反応などはいかがでしょうか?
・初めてのレッスン時
生徒達がスタインウェイを弾いて音が出た瞬間私の顔を見る驚いた顔・顔・顔ですね。
・小6の桐朋受験を希望している生徒のコメント
「音1つ1つが柔らかいお布団にくるまれているようで、それでいてクリアー。でも固いテクニックで弾くとポソポソが目立つ正直なピアノでもあると思う」
・生徒の親
「先生、すごい音がしてますよ!素晴らしい!」
・小1の男子
「こんないいピアノで弾けるなんて。もっと練習して来ればよかった!しまったなぁ」
皆とても喜び、楽しみにしている様子です。下手が目立つピアノだという事もよくわかるようで、前よりさらって来るようになり、又ハーモニーをよく聴きながら弾ける様になって来ました。
MTモデルを検討されているピアノの先生方へのメッセージをお願いします。
中古のスタインウェイでは絶対に味わえない、ハンブルグスタインウェイ新品の凄さを是非、試弾して実感してほしいです。ハーフタッチでいかようにも弾けるのは新品だけですよ!ホールや学校の弾き古した楽器にはない感動があります。